「突風とミューズと私だけのシャッターチャンス」
その日の公園は珍しくかなりの強風が吹き荒れていた。待ち合わせ場所に着き、私は彼女の姿を探した。すると、遠くからこちらに向かってくる見慣れたシルエットが。私を見つけた彼女は、トレードマークの笑顔を一層輝かせ、小走りで駆けてくる。
風は容赦なく、彼女の愛らしいミニスカートをふわりと持ち上げた。一瞬、ハッとした。しかし、当の本人は全く気にする様子もなく、ただただ私に会えた喜びを全身で表現している。その無邪気な笑顔、弾むような足取り、そして風になびくスカートさえもが、まるで一枚の絵画のようだった。
「可愛い」という言葉では足りない、もっと尊い感情が込み上げてくる。この瞬間を、この純粋な喜びを、永遠に留めておきたい。私は迷わずカメラを構え、その尊い一瞬をファインダー越しに切り取った。
後で写真を見返せば、たしかにスカートはめくれていたけれど、それ以上に、私を見つめる彼女の瞳の輝き、満面の笑み、そして何よりも私に会いに来てくれたその一途な気持ちが写し出されていた。あの日の強風は、私に忘れられない、最高にキュートな「奇跡の一枚」をプレゼントしてくれたのだ。

FANZA